【アニメ映画「スパイダーマンスパイダーバース」あらすじ&感想】吹き替え版がマジで最高な新感覚CGアニメ


『スパイダーマン:スパイダーバース』より © 2018 Sony Pictures Animation Inc. All Rights Reserved. | MARVEL and all related character names: © & TM 2019 MARVEL.

U-NEXTで視聴した『スパイダーマンスパイダーバース』があまりにも素晴らし作品だったので、今更ながら感想記事を執筆する事にしました。

とりあえず色んなスパイダーマンが出て来るらしい…程度の知識しか持っていない状態での視聴だったんですが、これがホントよく出来てるの何のって!凄い!

何十年にも渡る『スパイダーマン』という作品の歴史を良い感じにクロスオーバーし、それでいてヒーローものとしての体裁は保ちつつ、SFもの・成長物としての完成度も高い。

「いやーまたしてもこれはやっちゃいましたね…。」

この傑作を劇場で観なかった事を本当に後悔しています…。

※原作アメコミの未読での感想記事です。

スパイダーマンスパイダーバース(吹き替え版)

映画『スパイダーマン:スパイダーバース』予告3(3/8全国公開)

劇場公開日2018年3.8日公開

主要キャスト

  • (スパイダーマン/マイルス・モラレス)
    シャメイク・ムーア/小野賢章
  • (スパイダーグウェン/グウェン・ステイシー)
    ヘイリー・スタインフェルド/悠木碧
  • (キングピン/ウィルソン・フィスク)
    リーヴ・シュレイバー/玄田哲章
  • (メイ・パーカー)
    リリー・トムリン/沢海陽子
  • (スパイダーマン/ピーター・B・パーカー)
    ジェイク・ジョンソン/宮野真守
  • (スパイダーマン・ノワール/ピーター・パーカー)
    ニコラス・ケイジ/大塚明夫
  • (ペニー・パーカー)
    キミコ・グレン/高橋李依
  • (スパイダー・ハム/ピーター・ポーカー)
    ジョン・ムレイニー/吉野裕行
  • 監督
    ボブ・ペルシケッティ
    ピーター・ラムジー
    ロドニー・ロスマン
  • 音楽
    ダニエル・ペンバートン
  • 脚本
    フィル・ロード
  • 製作
    アヴィ・アラッド
    フィル・ロード
    クリストファー・ミラー

第91回アカデミー賞長編アニメ映画賞:受賞

『スパイダーマン: スパイダーバース』は第91回アカデミー賞長編アニメ映画賞の他、第76回ゴールデングローブ賞アニメ映画賞、第24回放送映画批評家協会賞アニメ映画賞等、数々の賞を受賞した映画でもあります。栄えある賞も受賞した上でユーザー評価も高い。これは最強の風格です。

あらすじ

ブルックリンに住む高校生マイルス・モラレスは、ひょんな事をきっけに突然変異した蜘蛛に噛まれて、スパイダーマンの力を得てしまいます。自らの変化に驚きと焦燥を隠せないマイルスは、蜘蛛に噛まれた始まりの場所へと事実を確かめにいくも、そこでスパイダーマン(ピーターパーカー)とキングピン達、ヴィランとの戦いに巻き込まれて、さー大変。
異次元との扉を開こうとするキングピン達の野望を阻止しようとするスパイダーマンですが、異次元の扉を開く加速器の事故に巻き込まれ、重傷を負ってしまいます。
スパイダーセンスによって共感したスパイダーマンは、自らの死期を悟り、スパイダーマンとしての使命と加速器をコントロールする為のメモリースティックをマイルスに託し、その後、残念ながらキングピンによって命を絶たれてしまいます。
スパイダーマンの訃報で悲しみに暮れるニューヨーク市民たち。マイルスは、スパイダーマンの意志を受け継ぎ立ち上がろうとしますが、未だスパイダーマンとしての能力をコントロールできず、もどかしい毎日を過ごしていました。
頑張ろうとすればするほどに空回りしてしまい、しまいには託されたメモリースティックを壊してしまうという大失態。居た堪れなくなったマイルスは、深夜に一人、スパイダーマン(ピーターパーカー)のお墓へと向かうのですが、そこで信じられない人物と出会う事に…。
そこには何と、死んだはずのピーターの姿が!?
死んだはずのピーターと、新たなスパイダーマン(マイルス)。そして、次元の扉より事故的に招かれてしまった更なるスパイダーマン達による次元をまたにかけた闘いが今始まろうとしていた。

感想・考察・評価

アニメーションとコミックを融合した新感覚な映像表現

基本はCGアニメなんですが、コミック表現や実写映画のカット割り等々、様々なエンタメの手法を上手く取り入れている所が本当に凄い作品です。

この作品の影響で、今後こういう表現を導入するアニメが増えるんじゃないか?って思えるくらいには斬新でインパクトのある映像体験でした。

擬音を「実際の文字」で表現するなんて手法自体は別段新しい事も無いですが、その使い方の上手さがキレッキレにキレまくってて、カメラのアングルもキレッキレでとにかくキレッキレでした(笑)。

こればっかりは言葉で説明しても全然伝わらない所だと思うので、もう実際に見てもらうしかないです。

ヒーロー物の枠にとらわれない上質な成長物語

「傑作とは言っても所詮はアメコミ原作でしょ?」って言われたら、流石に悲しい顔をしてその場を去ってしまうかも…(怒りはしないが残念な気持ちには絶対になる)。

まぁ、アメコミ原作・ヒーローもの・アニメってだけで偏見を持ってしまう人もいるとは思うんですが、これに関してはマジで騙されたと思って観てみて!!

ジャンルにするとヒーロー物・プチSFって枠組みではありますが、核となる物語は一人の13歳の少年の成長物語なので、実は誰でも共感し易い身近なものになっています。

魅力的なスパイダーマン達

 

『スパイダーマン:スパイダーバース』より © 2018 Sony Pictures Animation Inc. All Rights Reserved. | MARVEL and all related character names: © & TM 2019 MARVEL.

登場するスパイダーマン達は全員魅力的。ここでは彼らの魅力の一端をご紹介していきたい。

(スパイダーマン/マイルス・モラレス)
画像中央の13歳の少年。この次元に存在していたピーターパーカーからスパイダーマンとしての意志を受け継ぐ存在。本作の主人公。
(スパイダーグウェン/グウェン・ステイシー)
画像左から二番目のブロンドの女の子。ピーターではなくグウェンが例の蜘蛛に噛まれた世界線。スパイダーグウェンのピーターはリザードマンになる血清を自らに使用し、グウェンに止められる形で死んでいる。作中の親友との別れってのはこれの事。
(スパイダーマン/ピーター・B・パーカー)
画面右から二番目の髭面の男性。別次元からやって来たピーターパーカー。おっさんスパイダーマンとして頑張ってはいるが、実生活はボロボロで、日々のジャンクフードの影響ですっかりと腹が突き出てしまっている姿。別れた元恋人MJを未だに引きずっている。見た目はまごう事なきおっさんだが、やる時はやるし実力は本物。腹は出ているが正義の心は健在なのだ。
(スパイダーマン・ノワール/ピーター・パーカー)
画像右端。1933年からやって来た白黒のスパイダーマン。
『スパイダーマン・ノワール』シリーズは何作も続編が続いている大人気シリーズ。ベンおじさんの航空服を改造したコスチュームとコートがトレードマーク。一人だけ白黒だから目立つ。
(ペニー・パーカー)
画面左端の女の子。平行世界Earth-14512のスパイダーマンで、父の形見であるロボット「Sp//dr」に乗って戦う。数多のスパイダーバースの中でもかなり特異な存在。
彼女が出れるなら続編で「レオパルドン」(東映版スパイダーマン)も余裕で出れそうである。
(スパイダー・ハム/ピーター・ポーカー)
画面中央左の豚。マーベル作品を動物化したパロディ次元からやってきたスパイダーハム。
カートゥンの住人なので、ある意味最強。何でもありの象徴的存在。木槌攻撃が強烈。

画像を見れば一目瞭然ですが、それぞれ作品を尊重したタッチで描かれているのが分かります。タッチの違うキャラクターがそれぞれのルールを守りながらアニメーションしている事自体が実はものすごく大変という事実。我々の想像を超える程の技術と苦労の結集である事は間違いありません。

隙のない吹き替えキャスティング陣

非の付け所が見当たらない程の完璧なキャスティング。中でもピーターパーカー演じる「宮野真守」さんの演技が最高でした。

髭面で腹が出てるおっさんなのに、滅茶苦茶カッコイイぞこいつ。それでいて面白さや優しさもちゃんと出ているし、この演技は中々出来るもんでは無いです。素晴らしい!

日本語吹替版主題歌:凛として時雨「P.S.RED I」も素敵

TK from 凛として時雨 『P.S. RED I』 / 映画「スパイダーマン:スパイダーバース」日本語吹替版主題歌

日本語吹き替え版独自の良さと言えば、凛として時雨が手掛ける主題歌「P.S.RED I」も見逃せません。というか聞き逃せません。凛として時雨はアニメ主題歌との親和性が本当に高いなぁ…。

ヒーローものという偏見を捨ててほしい

見放題タイトルに指定はされていませんが、ポイントを支払ってでも観る価値は十分にあると感じました。ヒーローものに偏見を持っている人は、騙されたと思って是非一度見てみて下さい!

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