セガの看板キャラクター青いハリネズミ《ソニック・ザ・ヘッジホッグ》のハリウッドでの実写化映画「ソニック・ザ・ムービー」を視聴したのでレビュー。
当初の予定では2019年12月公開予定だった本作ですが、ソニックのCGが公開されるや否や、顔がキモいということで不評(もはや炎上??)により作り直しへ。※元ソニックの開発陣からも批判されたり…トレーラー動画に凄まじい数の低評価が付いたり…
コロナの影響で国内では公開が延期され
最終的に2020年6月26日に公開されました。
CGの作り直しには相当お金がかかったようですが、結果的に作り直したことで特に海外では盛況。2022年予定で続編映画の制作も決定した作品になります。
違和感のあるCG作品は結構あると思いますが、本作のCG部分に関しての感想を最初に述べると実写とかなりマッチしていて見ていて楽しかったですし、ソニックのスピーディーな動きも上手く演出できていて個人的にはかなり高評価。
ソニック・ザ・ヘッジホッグについて
最近のソニックというと…任天堂の人気ゲーム:スマブラへの参戦などで若い世代はキャラクターとして認知しているのではないでしょうか。
「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」は1991年に発売されたメガドライブ用アクションゲーム。
メガドライブはセガが発売した家庭用ゲーム機になりますが、国内ではスーファミ(SNES)のほうが人気で売上台数的にはそれほどでしたが、世界規模でみるとスーファミと並ぶくらいの人気ハード。※特にアメリカ
スーファミ売上台数
- 日本:358万台
- 米国:2000万台
メガドライブ売上台数
- 日本:1717万台
- 米国:2335万台
参考:メガドライブ-wikipedia
参考:スーパーファミコン-wikipedia
メガドライブで最も売れたソフトもソニックシリーズということもあり、日本よりも圧倒的に海外人気の高いキャラクターだったりします。
ソニック・ザ・ムービー:評価・レビュー・あらすじ
今回のソニック・ザ・ムービーに関して。
所謂ソニックというゲーム内でのキャラクターから比べるとややシャイな性格設定のようですが、基本的にはイタズラで好奇心旺盛といったそんな性格。
CGの出来に関してはデザイン面は修整されたこともあって個人的には全く気にならないレベル。質に関してもかなり良くて、うまく実写化できているように感じました。
ソニック作品をプレイしていなくても、超スピードで動き回る青いハリネズミっていう部分だけ知っておけば楽しめるような内容になっていました。
あらすじ
幼いころから力を秘めたソニックはナックルズ族(戦闘民族)に襲われることになる。育ての親であったフクロウのロングクローはポータル(リング)を作って地球へとソニックを逃がす。
…それから10年。
モンタナ州グリーンヒルズの町の近くで生活を送るソニック。
バレないように町の人間を観察しつつ、一人で生活を送るソニックでしたが、徐々に寂しさが募っていくことになる。
人間たちの野球をする姿を見た後、夜に一人で野球をするも寂しくなってしまい、そんな気持ちを紛らわすためにグランドを爆走。その結果、電磁パルスが発生してしまい、広大な範囲で停電が発生。
原因不明の電磁パルスに恐怖した政府は、その調査をマッドサイエンティスト-Dr.ロボトニックに依頼。ロボトニックは地球外生命体であるソニックの存在に気づき追跡を開始。
ソニックは地球のことが気に入ってはいたものの、存在がバレてしまったことから止む無く他の惑星へ移動する準備を開始。そんな逃げる準備のさなか、トムの小屋に避難したソニックは不幸にもトムと鉢合わせてしまい、普段から家を荒らしていた害獣と勘違いしたトムは麻酔銃を誤ってソニックに撃ってしまう。
※トム:グリーンヒルズの保安官で、ソニックお気に入りの人間観察対象。ソニックの付けたあだ名はドーナツ卿。
そこからトムと二人。ロボトニックから逃げつつ、ソニックが地球でやり残したこと(バケットリスト)をかなえながらサンフランシスコへと向かうこととなる。
ソニックの抜け落ちた針から力の抽出に成功したロボトニック&ドローン軍団との戦闘。戦いの結末は如何に!?
一番の見どころ
本作の一番の見どころはジム・キャリー演じるソニックシリーズでは御馴染みの天才科学者Dr.エッグマン。※映画ではエッグマンの性であるロボトニックの名で呼ばれている
政府からも危険事物であると認識されてはいるものの、ソニックの暴走によって発生した電磁パルスの原因を解明してもらうために国防総省から依頼を受け、その調査の指揮をとる。
映画ではかなりのマッドサイエンティスト感があふれる演出がされており、天才かつサイコパスなヤベー奴として映画を盛り上げてくれています。映画では準主役級の見ごたえ。
映画では髪の毛ふさふさキャラとして登場しますが、卵型の元のキャラクターデザインを知ったうえで最後まで見てみるとより楽しめるかと思います。
U-NEXT:ソニック・ザ・ムービー配信中
デジタル版は9月2日より先行配信が始まっています。
U-NEXTを始めとしたVODサービスでも配信中。
ソニックを詳しく知らない方でも「青い爆速ハリネズミ」って部分だけ雰囲気的に理解していればそれだけで十分に楽しめる作品になっています。※実際にコテコテのソニック世代ってなると40代とかのはず
ほのぼのした世界観ですが作りこみの素晴らしいCG戦闘シーンもありますし、マッドサイエンティストのサイコな感じもGOOD。機会がありましたら是非見てみてください!
公式:ソニック・ザ・ムービー